ミラノ空港から市内への行き方|3空港の電車・バスを詳しく比較

こんにちは、当サイト管理人の黒糖です。

ミラノ行きの航空券を調べていると、「マルペンサ」「リナーテ」「ベルガモ」という3つの空港名が出てきます。どれもミラノへの玄関口ですが、市内への行き方はかなり違うんですよ。

特に気をつけたいのが、航空券に書かれた到着空港とホテルの位置です。飛行機を安く予約できても、空港からホテルまで何度も乗り換えることになったら、長時間のフライト後にはなかなか大変です。

私は、航空券の価格だけでなく、空港からホテルまでの移動時間や荷物の負担まで考えて選ぶのがいいと思っています。

この記事では、ミラノの3空港から市内への鉄道・空港バスの行き方を中心に、料金や所要時間、乗り換え方法を詳しく紹介します。ミラノ中央駅からマルペンサ空港へ向かう帰国日の移動も解説するので、旅程を考えるときの参考にしてくださいね。

  • ミラノの3空港の違いと空港コード
  • マルペンサ空港とミラノ中央駅の移動方法
  • リナーテ空港・ベルガモ空港の交通手段と料金
  • 到着時刻やホテルの場所に合った行き方

ミラノ空港から市内への移動は、こんな選び方がおすすめです。

マルペンサ空港(MXP)
ミラノ中央駅方面なら空港鉄道が便利。通常片道15ユーロで、渋滞を気にせず移動できます。

リナーテ空港(LIN)
中心部に近く、地下鉄M4で移動可能。通常の市内交通券2.20ユーロで利用できます。

ベルガモ空港(BGY)
ミラノ中央駅まで直通バスが便利。Terravisionのオンライン表示では片道5ユーロからですが、予約条件によって金額が変わります。

※料金は2026年10月25日に確認した公式情報に基づきます。鉄道・地下鉄の通常運賃と、空港バスの「最安表示料金」は意味が異なります。実際の購入金額や運行時間は利用日・購入方法・空席状況などによって変わるため、予約時に再確認してください。

目次

ミラノにある3空港の違い

まず知っておきたいのは、ミラノの3空港が同じ場所に集まっているわけではないことです。それぞれ立地も主な就航路線も異なり、市内へ向かう交通手段にも違いがあります。

マルペンサ空港の特徴

マルペンサ空港は、ミラノを代表する国際空港です。空港コードはMXP。ヨーロッパ域内だけでなく、アジアや北米、中東などを結ぶ長距離国際線にも利用されています。

ミラノ中心部からは北西方向に約50km離れており、市内に近い空港とは言えません。ただし、空港と主要駅を結ぶマルペンサ・エクスプレスがあるため、到着後の移動は比較的わかりやすいでしょう。

旅客ターミナルはターミナル1(T1)とターミナル2(T2)に分かれています。どちらにも鉄道駅があるので、出発前に航空券のターミナル表記を確認しておきたいですね。

ミラノ中央駅の近くに宿泊する人、または中央駅からフィレンツェやローマなどへ移動する人にとって、空港鉄道は使いやすい交通手段です。

リナーテ空港の特徴

リナーテ空港のコードはLINです。ミラノ中心部から東方向に約7kmという近さが大きな魅力で、主にイタリア国内線やヨーロッパ域内の路線が利用されています。

地下鉄M4が空港まで乗り入れており、中心部のサン・バビラ駅まで約12分。そこから地下鉄M1などに乗り換えれば、ドゥオーモ周辺へも移動できます。

移動時間を短くしたい人には、とても便利な空港です。一方、日本からの長距離国際線を探す際は、マルペンサ空港と同じ感覚で考えず、どの空港へ到着する旅程なのか確認してください。

中心部への近さだけで見ると、3空港の中ではリナーテ空港が有利です。

ベルガモ空港の特徴

ベルガモ空港は、正式にはオーリオ・アル・セーリオ空港とも呼ばれ、空港コードはBGYです。「ミラノ・ベルガモ空港」という名前で航空券に表示されることもあります。

格安航空会社の利用が多い空港として知られていますが、実際の所在地はミラノ市内ではなくベルガモ近郊。ミラノ中心部からは道路距離で約50km離れています。

空港からミラノ中央駅までの直通鉄道はありません。そのため、一般的には空港バスを利用します。

ベルガモ空港に到着する航空券が安く見えても、市内までのバス代や待ち時間を含めて判断したいところです。

ミラノの空港コードを確認

MXP:ミラノ・マルペンサ空港

LIN:ミラノ・リナーテ空港

BGY:ミラノ・ベルガモ空港

航空券予約サイトの目的地検索では「ミラノ(MIL)」と表示される場合があります。MILはミラノ都市圏を表すコードで、個別の空港を指すものではありません。最終的な到着空港はMXP・LIN・BGYで確かめてください。

マルペンサ空港から中央駅へ

マルペンサ空港からミラノ中央駅へは、鉄道と空港バスの両方があります。どちらも基本的には乗り換えずに移動できますが、運賃の仕組みや所要時間の安定性が異なります。

空港鉄道の料金と所要時間

私がミラノ中央駅方面への移動でまず候補にするのは、マルペンサ・エクスプレス(Malpensa Express)です。

Trenordが運行する空港鉄道で、マルペンサ空港とミラノ中央駅、カドルナ駅などを結んでいます。

マルペンサ・エクスプレスの基本情報

通常片道料金:大人15ユーロ

4〜13歳:片道7.50ユーロ

3歳以下:条件を満たす場合は無料

空港T1〜ミラノ中央駅:約51分

空港T2〜ミラノ中央駅:約57分

ミラノ中央駅方面:通常約30分間隔

料金は2026年10月25日に確認した公式通常運賃です。以前の旅行情報には13ユーロと書かれたものもありますが、現在の料金を調べる際は古い記事をそのまま使わないようにしましょう。

電車は道路渋滞の影響を受けないので、移動時間を見込みやすいのがメリット。帰国日に空港へ向かう場合にも心強い存在です。

通常の片道券を2枚購入すると大人30ユーロですが、公式オンライン販売には大人25ユーロの30日以内往復券もあります。これは購入場所や利用期限、変更条件が決まった商品なので、日程に合うかを確認して選んでください。

また、大人2人と対象年齢の子ども2人向けの「Malpensa Family」には、36ユーロの料金設定もあります。家族旅行なら個別に購入する前に確認してみる価値がありますね。

(出典:Malpensa Express公式「運賃案内」)

中央駅行きとカドルナ行き

マルペンサ・エクスプレスには、主にミラノ中央駅方面とミラノ・カドルナ駅方面の2系統があります。

どちらもミラノ市内へ向かいますが、同じ駅に到着するわけではありません。ここは間違えやすいポイントです。

ミラノ中央駅行き

マルペンサ空港T1から約51分。途中のポルタ・ガリバルディ駅などを経由します。

中央駅周辺のホテルに泊まる人や、高速鉄道でイタリアの他都市へ向かう人に適しています。

カドルナ駅行き

マルペンサ空港T1から約37分。中央駅行きより短時間でカドルナ駅に到着します。

スフォルツェスコ城周辺や、地下鉄M1・M2沿線のホテルへ向かう人に便利です。

カドルナ駅はミラノ中央駅とは別の駅です。「カドルナ行きのほうが早いから」と選んでも、ホテルが中央駅近くなら追加の移動が必要になります。

反対に、目的地がカドルナ駅の近くなら、わざわざ中央駅まで行く必要はありません。

ミラノの旧市街観光については、ミラノ観光の見どころと回り方でも紹介しています。ホテルの立地を決める際に、観光したい場所との距離も確認してみてください。

ミラノのカドルナ駅から徒歩で向かえるスフォルツェスコ城のフィラレーテ塔と噴水
カドルナ駅から徒歩圏にあるスフォルツェスコ城。ミラノ中心部観光の代表的なスポットです。

マルペンサ空港バスの料金

鉄道以外の選択肢が、空港とミラノ中央駅を結ぶシャトルバスです。

TerravisionやMalpensa Shuttleなど複数の事業者が運行しています。中央駅まで乗り換えずに移動できるので、荷物を持って駅のホームへ向かう手間を減らしたい人には魅力的でしょう。

Terravisionの公式販売ページでは、2026年10月25日時点でマルペンサ空港〜ミラノ中央駅の大人片道運賃が4ユーロからと表示されています。

ただし、これは最安価格の表示です。希望する日時に4ユーロの座席を購入できるとは限りません。割引運賃には便の変更などで条件が付く場合もあります。

所要時間は公式案内で約50分ですが、道路の混雑状況によって延びる可能性があります。特に朝夕の交通量が多い時間帯は、鉄道と同じ時間で到着できるとは考えないほうが安心です。

なお、Malpensa Shuttleの公式ページには19.90ユーロからの都市交通利用特典付き商品なども掲載されています。これを全事業者共通の片道バス運賃と混同しないようにしてください。

バス料金の「〜ユーロ」に注意

予約サイトの最低価格は、当日購入価格やすべての便の料金を保証するものではありません。購入前には利用日、乗車時刻、ターミナル、変更条件、荷物の扱い、決済画面の総額を確認しましょう。

中央駅からマルペンサ空港へ

ミラノ中央駅からマルペンサ空港へ向かう場合も、基本的には往路と同じ交通手段を使えます。

鉄道なら中央駅でマルペンサ・エクスプレスに乗車し、出発便が利用するターミナルで降ります。

ミラノ中央駅発の空港鉄道は通常約30分間隔。所要時間はターミナル1まで約51分、ターミナル2までは約57分が目安です。

鉄道運賃は通常片道15ユーロ。ミラノ市内の地下鉄やトラムで使用する通常券2.20ユーロとは別の空港鉄道運賃になります。

帰国日は、飛行機の出発時刻から逆算して行動しましょう。鉄道の乗車時間だけを見て駅へ向かうと、駅構内の移動や空港での手続きに必要な時間が足りなくなるかもしれません。

国際線なら、航空会社が指定する空港到着時刻やチェックイン締切を優先してください。長距離国際線では出発3時間前程度の空港到着を計画することも多いですが、必要な時間は航空会社と便の条件によって異なります。

◆黒糖のワンポイントアドバイス

私は、帰国日の空港移動にはできるだけ時間の読める交通手段を選びたいと思っています。鉄道にも運休や遅延はありますが、通常時は道路渋滞を考えなくていいのが便利。ミラノ中央駅から空港へ向かう日は、出発前に列車の運行状況と利用ターミナルを確認しておきましょう。

リナーテ空港から市内への行き方

リナーテ空港は、ミラノ中心部へのアクセスが非常に便利です。特に地下鉄M4の開通によって、空港から旧市街へ公共交通機関で移動しやすくなりました。

地下鉄M4の料金と乗り方

リナーテ空港から中心部へ向かうなら、まず地下鉄M4を検討しましょう。空港駅は「Linate Aeroporto」で、到着後は地下鉄の案内表示に従って移動できます。

地下鉄M4は青色の路線です。サン・バビラ駅などを経由して市内を横断しており、中心部へ向かう旅行者に使いやすい路線になっています。

リナーテ空港の地下鉄M4

通常片道料金:2.20ユーロ

通常券の有効時間:90分

リナーテ空港〜中心部:約12分

主な乗換駅:サン・バビラ駅(M1)、スフォルツァ・ポリクリニコ駅(M3のミッソーリ駅へ連絡)、サンタンブロージョ駅(M2)

2.20ユーロは、Mi1〜Mi3の通常運賃です。日本円への換算額は為替によって変わりますが、空港から中心部へ比較的低料金で移動できるのは大きなメリットですね。

地下鉄では、対応するクレジットカードやスマートフォンなどを使ったタッチ決済も利用できます。乗り換え時には改札を出て入り直す場所もあるため、同じカードや端末を使うようにしてください。

なお、M4は通常、早朝から午前0時30分ごろまで運行されています。地下鉄が終了した時間帯には代替の夜間バスNM4がありますが、停留所や所要時間が地下鉄とは異なるので注意が必要です。

(出典:ミラノ交通局ATM「地下鉄M4案内」)

リナーテ空港から中央駅へ

リナーテ空港からミラノ中央駅までは、地下鉄を乗り継いで移動できます。ただし、M4が中央駅まで直接走っているわけではありません。

乗り換えを1回にしたい場合は、M4でスフォルツァ・ポリクリニコ駅へ向かい、連絡通路を通ってM3のミッソーリ駅へ移動する方法があります。M3に乗ればミラノ中央駅まで行けます。

この乗り換えには徒歩移動があるため、スーツケースを持っている場合は移動距離も考えておきたいところです。

もう一つは、M4でサン・バビラ駅へ行き、M1に乗り換えてドゥオーモ駅へ向かい、さらにM3で中央駅を目指す方法。乗り換えが増えるので、荷物が多い人には少し面倒かもしれません。

地下鉄を使った中央駅までの移動は、乗り換えや待ち時間を含めておおむね30〜45分程度を見込むと計画しやすいでしょう。これは実際の列車時刻や徒歩速度によって変わる目安です。

一方、Terravisionではリナーテ空港〜ミラノ中央駅の直通バスも案内されています。公式表示では大人片道5ユーロ、所要時間約25分です。

バスは道路状況の影響を受けますが、中央駅へ直接向かいたい人には便利な選択肢。利用日時に便があるかを確認して比べてみましょう。

ドゥオーモ方面への移動

ミラノ観光が目的なら、中央駅を経由せずドゥオーモ方面へ直接向かうこともできます。

リナーテ空港からM4に乗り、サン・バビラ駅でM1へ乗り換えれば、ドゥオーモ駅に到着します。

サン・バビラ駅からドゥオーモ周辺までは徒歩移動も可能なので、荷物の量や天候によって選ぶといいでしょう。

ドゥオーモ周辺にホテルがあるなら、中央駅経由より移動が短くなる場合があります。航空券を選ぶときには、空港だけでなくホテルの最寄り駅も一緒に見てくださいね。

ミラノのドゥオーモ広場に建つ白い大理石の大聖堂正面
ミラノ観光の中心となるドゥオーモ。リナーテ空港からは地下鉄M4とM1でアクセスできます。

ベルガモ空港から中央駅へ

ベルガモ空港に到着する場合、ミラノ中央駅までの移動は空港バスが基本です。鉄道だけでは空港へ直接乗り入れられないため、目的地や予算に合わせて選びましょう。

直通空港バスの料金

ベルガモ空港からミラノ中央駅へ向かう代表的な方法が、直通シャトルバスです。

TerravisionやOrio Shuttleなどが運行しており、空港から中央駅まで乗り換えなしで移動できます。

ベルガモ空港の直通バス

目的地:ミラノ中央駅

所要時間:約50〜60分

Terravision公式の最安表示:大人片道5ユーロから

同社の往復最安表示:大人10ユーロから

主なメリット:途中の乗り換えが不要

ここで注意したいのは、5ユーロがすべての便で保証される料金ではないことです。希望する日に最安運賃が販売されていない場合もあります。

また、道路の混雑や事故によって到着が遅れることもあるでしょう。中央駅から別の長距離列車に乗る予定なら、余裕を持った接続時間を設定してください。

ベルガモ空港のバス乗り場はターミナルの外にあります。到着後は予約したバス会社の案内表示を確認し、指定された乗り場へ向かいましょう。

鉄道を使う場合の行き方

ベルガモ空港から鉄道を使う場合は、最初にベルガモ駅へ移動する必要があります。

空港とベルガモ駅を結ぶATBのAirport Busを利用し、ベルガモ駅でミラノ方面の鉄道に乗り換える流れです。

2026年10月25日に確認した公開運賃では、ATBの空港〜ベルガモ駅に対応する3ゾーンの通常券は3ユーロ。ベルガモ駅〜ミラノ中央駅のTrenord普通列車は片道6.30ユーロからと案内されています。

それぞれの最安通常運賃を単純に足すと、片道9.30ユーロからという計算になります。ただし、利用する列車や購入条件によって必要な運賃が変わる可能性があるので、これは予約時に確定する総額ではありません。

バスでベルガモ駅まで約10分、鉄道でミラノ中央駅まで約48分が所要時間の目安です。さらに乗り換えの待ち時間が加わります。

直通バスより乗り換えが増えるため、ミラノ中央駅へ向かうだけなら、直通バスのほうが簡単な場合が多いと思います。

一方、ベルガモ市内も観光したいなら、このルートを利用する価値があります。旧市街へ立ち寄ってからミラノへ向かう旅程も組めますよ。

格安航空券で注意したい点

ベルガモ空港を使う航空券は、ヨーロッパ域内の移動で候補になることがあります。航空券の表示価格が低くても、手荷物料金や座席指定料金が別になっているケースには注意してください。

加えて、空港からミラノ中央駅までのバス代、中央駅からホテルまでの移動費も必要です。

例えば、同じ日にリナーテ空港到着とベルガモ空港到着の航空券を比較するなら、到着後にかかる移動時間にも目を向けたいところです。

リナーテ空港は地下鉄で中心部へ向かえますが、ベルガモ空港は中央駅までバスで約50〜60分。そのあとホテルへの移動が続きます。

航空券だけで数ユーロ安い程度なら、移動費と時間を加えた結果、必ずしもお得とは限りません。

空港までの移動を含めた総額で比べる。これが格安航空券を選ぶ際の大切なポイントです。

3空港の料金と時間を比較

ここまでの交通手段を、実際の旅行場面に当てはめて考えてみましょう。同じミラノ行きでも、目的地が中央駅なのかドゥオーモなのかによって便利な空港は変わります。

公共交通の運賃を比べる

マルペンサ空港(MXP)

鉄道:通常片道15ユーロ

空港バス:Terravisionの表示では片道4ユーロから

中央駅まで:約51分(鉄道・T1発着)

向いている人:時間の読みやすさを重視する人、中央駅から鉄道旅行を続ける人

リナーテ空港(LIN)

地下鉄M4:通常片道2.20ユーロ

中央駅直通バス:Terravisionは片道5ユーロ

中心部まで:約12分(地下鉄M4)

向いている人:ミラノ中心部に宿泊する人、市内までの交通費を抑えたい人

ベルガモ空港(BGY)

中央駅直通バス:Terravisionの表示では片道5ユーロから

バス+鉄道:確認できた通常運賃の合計は9.30ユーロから

中央駅まで:約50〜60分(直通バス)

向いている人:ベルガモ空港発着の航空券を利用する人、ベルガモも訪れたい人

※上記は交通手段ごとの運賃・所要時間の目安です。鉄道の通常運賃、バスの最安表示、乗車時間をそれぞれ区別して掲載しています。空港内の徒歩、待ち時間、渋滞、ホテルまでの追加移動は含まれません。

ホテルの場所で選ぶ方法

空港からホテルまでの移動は、中央駅に到着した時点で終わるわけではありません。

中央駅の周辺に宿泊するなら、マルペンサ空港から中央駅行きの鉄道や、ベルガモ空港からの直通バスは便利です。

一方、ドゥオーモ周辺に泊まるなら、リナーテ空港の地下鉄M4は魅力的。マルペンサ空港を利用する場合も、中央駅行きとカドルナ駅行きの両方を比較してみましょう。

ナヴィリ地区やサンタンブロージョ周辺に宿泊する場合は、地下鉄M2やM4との乗り換えが便利なルートを探すと移動が簡単になることがあります。

特に大きなスーツケースを持っているときは、乗り換え回数だけでなく、駅からホテルまでの徒歩時間が重要です。

地図上では徒歩10分でも、石畳や交通量の多い道路があると想像以上に時間がかかることもあります。

ホテル選びでは、駅から徒歩で移動しやすいホテルも候補に入れてみてください。到着日と帰国日の移動が楽になると思います。

深夜到着と早朝出発の場合

夜遅くミラノに到着する場合は、最終便の確認が欠かせません。

マルペンサ・エクスプレスは一日中いつでも利用できるわけではありません。便の到着が遅れた場合、予定していた最終列車に乗れない可能性があります。

リナーテ空港では、通常の地下鉄M4が終了したあとに夜間バスNM4が運行されます。ただし、地下鉄と同じ感覚で移動時間を見積もらないようにしましょう。

ベルガモ空港からの直通バスも、時間帯や事業者によって運行間隔が異なります。

そこで、深夜到着や早朝出発の場合は、公共交通機関に加えてホテルまで直行できる空港送迎サービスの料金も調べておくと安心です。

ただし、事前送迎は必ずしもタクシーより安いわけではありません。表示価格に駐車料金、深夜料金、追加の待機時間、荷物料金などが含まれているかも確認したいですね。

タクシーと送迎の料金

鉄道やバスより料金は高くなりますが、荷物が多い人や家族旅行ではタクシーも選択肢になります。

ミラノ市の公式タクシー運賃表(2024年7月改定、2026年10月25日確認)には、次の固定運賃が掲載されています。

空港〜ミラノ市内の公式固定運賃

マルペンサ空港〜ミラノ市内:1台114ユーロ

ベルガモ空港〜ミラノ市内:1台128ユーロ

マルペンサ空港〜リナーテ空港:1台128ユーロ

※指定区間の直行・途中立ち寄りなしなど、固定運賃の適用条件があります。通常の固定運賃には高速道路料金や夜間・休日加算などが含まれますが、特定の待機条件や経路変更では追加料金が生じる場合があります。

これらは乗客1人あたりではなく、原則として1台の運賃です。ただし、車両の定員や荷物の積載量には制限があります。

例えば、マルペンサ空港から4人でタクシーを利用し、固定運賃114ユーロを均等に負担する場合は、1人28.50ユーロという計算です。

鉄道より高いものの、ホテルの前まで移動できれば地下鉄への乗り換えや徒歩移動を減らせます。

なお、リナーテ空港〜ミラノ中心部には、上記と同じ種類の一律固定運賃が設定されているわけではありません。通常のタクシー料金はメーターなどで決まるため、具体的な行き先や条件を確認してください。

予約制の送迎サービスは事業者ごとに料金が異なり、空港の到着便を追跡して待ち合わせる商品などもあります。

公共交通機関でホテルまで移動しづらい場合は、空港送迎の事前予約プランを比較しておくのもおすすめです。

◆黒糖のワンポイントアドバイス

移動費を比べるときは、人数にも注目してみてください。1人旅なら鉄道やバスの安さが魅力ですが、複数人なら車1台の料金を分けられます。ホテルまでの追加交通費と、スーツケースを運ぶ負担まで考えて選ぶと納得しやすいですよ。

ミラノ空港移動で失敗しないコツ

空港から市内への交通手段が決まったら、次は実際の移動に備えましょう。旅先では、ちょっとした確認不足が予定外の出費や時間のロスにつながることがあります。

航空券の空港名を確認する

最初に確認したいのは、航空券の空港コードです。

特にヨーロッパ域内で乗り継ぐ旅程では、往路と復路で異なる空港を利用する場合があります。

例えば、行きはマルペンサ空港(MXP)に到着して、帰りはベルガモ空港(BGY)から出発する旅程なら、帰国日にマルペンサ方面へ向かわないよう注意が必要です。

また、同じマルペンサ空港でもターミナル1とターミナル2があります。乗る航空会社や便によって利用ターミナルが異なるので、出発前に航空会社の案内を確認しましょう。

航空券の予約時は、便名、空港コード、利用ターミナル、出発・到着時刻をセットで控えておくと便利です。

チケット購入時の注意点

鉄道や空港バスのチケットは、購入方法によって条件が異なります。

マルペンサ・エクスプレスの通常片道券と、30日以内往復券は別の商品です。特に往復割引商品は、日程変更のルールを確認してから購入してください。

空港バスでは、最安運賃に変更条件が付いている場合があります。飛行機の到着が遅れた場合に次の便へ乗れるかどうかも、チケットの種類によって異なることがあります。

飛行機の到着時刻とバスの出発時刻をぴったりに合わせると、入国審査や預け荷物の受け取りで間に合わないかもしれません。

また、交通機関の公式サイトに表示されている時刻は、工事やストライキなどで変更される可能性があります。旅行当日も運行状況を確認しましょう。

予約が必要なサービスは、画面に表示される最終金額と利用条件を読んでから決済するのが安心です。

荷物と防犯に気を配る

ミラノ中央駅は多くの旅行者が利用する大きな駅です。周囲には空港バスの乗り場、地下鉄の入口、ホテルなどがあります。

人の多い場所では、財布やスマートフォンを取り出す際に周囲にも気を配りましょう。特にスーツケースを引きながら移動すると、手元の荷物への注意が薄れがちです。

空港バスに大きな荷物を預ける場合は、必要な貴重品や渡航書類を手元に残してください。

地下鉄で移動する場合も、混雑時にはバッグを体の前に持つなど、基本的な防犯対策を意識したいところです。

さらに、夜遅く中央駅に到着するなら、駅からホテルまでの徒歩経路を出発前に調べておくと安心です。

旅行中の通信手段も大切。地図アプリや交通機関の運行情報を確認できるよう、スマートフォンのローミング設定や海外eSIMなどを出発前に準備しておきましょう。

空港到着後の旅程を考える

ミラノで数日観光するのか、到着後すぐに別の都市へ移動するのかによっても、使いやすい空港や交通手段は変わります。

ミラノに宿泊する場合

ミラノを観光するなら、まずホテルの位置を決めると移動方法を選びやすくなります。

中央駅周辺は高速鉄道や空港交通との接続が便利です。翌日に他都市へ移動する予定があるなら、中央駅近くのホテルは候補になるでしょう。

ドゥオーモやブレラ地区などを中心に観光するなら、旧市街のホテルも魅力的です。ただし、空港から直接行きにくい場所の場合は、地下鉄の乗り換えや徒歩移動も考える必要があります。

観光に使える時間が短い旅程では、少し宿泊費が高くても交通の便利なホテルを選ぶほうが、結果的に移動時間を節約できることがあります。

他都市へ移動する場合

ミラノ中央駅は、フィレンツェやローマ、ヴェネツィアなどへ向かう高速鉄道の拠点です。

マルペンサ空港から中央駅へ直接移動すれば、到着後に他都市へ向かう旅程も組みやすくなります。

ただし、空港到着から列車の発車までには、入国手続きや荷物の受け取り、空港鉄道への乗り換えが必要です。

海外からの到着便が遅れる可能性もあるので、変更できない高速鉄道の格安チケットを短い乗り継ぎ時間で予約する場合は注意しましょう。

イタリア国内の移動を含めた旅行については、イタリア4都市を巡る8〜10日間のモデルコースも参考にしてみてください。

旅程によっては、ミラノに1泊してから翌朝移動するほうが、到着日の負担を減らせるかもしれません。

ミラノ空港のよくある質問

最後に、ミラノの3空港やミラノ中央駅との移動について、よくある疑問をまとめました。航空券やホテルを予約する前に確認しておきましょう。

よくある質問

Q1. ミラノの国際空港はどこですか?

A. ミラノの代表的な国際空港はマルペンサ空港(MXP)です。ただし、リナーテ空港(LIN)やベルガモ空港(BGY)にも国際線があります。長距離国際線を含めて探すならマルペンサが主な候補ですが、実際の利用空港は航空会社や路線によって異なります。

Q2. マルペンサ空港から中央駅までいくらですか?

A. マルペンサ・エクスプレスの大人通常片道運賃は、2026年10月25日に確認した公式料金で15ユーロです。中央駅までの所要時間はターミナル1から約51分が目安。空港バスにはより安い販売枠もありますが、最安表示価格で必ず購入できるわけではないため、希望日時の料金を確認してください。

Q3. ミラノ中央駅から空港への電車は予約が必要ですか?

A. マルペンサ・エクスプレスは通常の空港鉄道で、高速鉄道のような指定席予約を前提とするサービスではありません。オンラインや駅の券売機などで乗車券を購入できます。ただし、購入したチケットの利用条件や有効期間を確認し、必要な操作がある場合は案内に従ってください。

Q4. 3空港のうち市内に一番近いのはどこですか?

A. ミラノ中心部に最も近いのはリナーテ空港です。地下鉄M4で中心部のサン・バビラ駅まで約12分、通常運賃は2.20ユーロ。一方、マルペンサ空港とベルガモ空港は市内から離れているため、空港鉄道やシャトルバスの利用を考える必要があります。

Q5. マルペンサ空港からホテルまでタクシーはいくらですか?

A. ミラノ市の公式運賃表では、マルペンサ空港とミラノ市内の間は、指定された直行条件を満たす場合に1台114ユーロの固定料金です。途中立ち寄りや待機など条件が変わると追加料金が生じる場合があります。事前予約の送迎サービスは別料金なので、予約時の総額とサービス内容を確認してください。

ミラノ空港から市内への行き方まとめ

ミラノの3空港は、それぞれ市内への交通手段や移動時間が異なります。

空港鉄道でミラノ中央駅へ移動したいならマルペンサ空港、中心部までの近さを重視するならリナーテ空港、ベルガモ空港発着の便を利用するなら中央駅への直通バスが主な候補です。

  • マルペンサ空港:空港鉄道は通常片道15ユーロ、中央駅まで約51分
  • リナーテ空港:地下鉄M4は通常片道2.20ユーロ、中心部まで約12分
  • ベルガモ空港:中央駅直通バスは約50〜60分、事業者や予約条件で料金が異なる
  • 深夜到着・荷物が多い場合:公共交通機関の運行時間を確認し、タクシーや事前送迎も比較する

何より大切なのは、航空券の価格だけでなく、到着空港からホテルまでの総移動時間と費用を考えて選ぶことです。

ミラノ中央駅から他都市へ向かう予定があるのか、それともドゥオーモ周辺で観光を楽しむのか。旅の目的によって便利な空港は変わります。

最終的な交通費は、利用日や運賃条件によって変動します。2026年10月25日時点で確認できた料金を目安にしながら、旅行前には各交通事業者の最新情報を確認してください。

到着直後の移動がスムーズだと、そのあとの旅行にも余裕が生まれます。ぜひ自分の旅程に合う行き方を見つけて、ミラノでの時間を楽しんでくださいね。

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