こんにちは、当サイト管理人の黒糖です。
ミラノのドゥオーモを見に行くなら地下鉄は何線? トラムの切符はどこで買う? 初めてなら、地下鉄の改札とトラムの車内で手順が違うことを知っておくだけで安心です。
急ぐ区間は地下鉄、街並みを眺めたい区間はトラム。使い分ければ、毎回タクシーを探さずに観光できますよ。
この記事では、2026年10月25日に確認したミラノ交通局ATMの公式案内をもとに、運賃、路線図、乗り方、クレジットカードのタッチ決済を順に説明します。
- 地下鉄5路線とトラムの路線図の見方
- 90分券・24時間券・3日券の正確な料金と使い分け
- 改札や車内で迷わない乗り方とタッチ決済の注意点
- 中央駅・ドゥオーモ・お城・空港への行き方
ミラノの地下鉄とトラムの基本
地下鉄とトラムが、それぞれどんな移動に向いているかを押さえましょう。
地下鉄とトラムはどう違う?
地下鉄は「メトロ」と呼ばれ、路線番号にMが付きます。道路の混雑を受けにくく、予約時間が決まっている美術館へ向かうときにも便利です。
一方、トラムは街なかの道路に敷かれた線路を走る路面電車。停留所から乗り降りし、窓の外に歴史ある建物や広場が続きます。ゆっくり街を眺める楽しさもありますが、道路工事やイベントでルートが変わることもあります。
迷ったときの使い分け
素早く移動するなら地下鉄。街を眺めながら進むならトラム。どちらもATMの対象エリア内では同じ種類の乗車券を使えます。
地下鉄は5路線を覚えれば十分
ミラノ地下鉄の路線は、M1・M2・M3・M4・M5の5本です。数字と色がセットになっているので、旅行前に全部の駅名を暗記する必要はありません。
● M1 赤:Duomo(ドゥオーモ)、Cairoli(スフォルツェスコ城方面)、Cadorna、San Babila、Lottoなどを結ぶ
● M2 緑:Centrale FS(中央駅)、Garibaldi FS、Cadorna、Lanza、Porta Genovaなどへの移動に便利
● M3 黄:Centrale FSとDuomoを乗り換えなしで結ぶ、初めての観光で覚えたい路線
● M4 青:Linate Aeroporto(リナーテ空港)とSan Babila、Sant’Ambrogio方面を結ぶ
● M5 紫:Garibaldi FS、Lotto、San Siro Stadio(サン・シーロ競技場)などに便利
路線の行き先は終点駅の名前で表示されます。同じM1でも進む方向を間違えると遠回りになるので、「色と番号」だけでなく「ホームに書かれた終点名」まで確認しましょう。
地下鉄路線図と乗換駅の見方
乗換駅はDuomoのM1・M3、Centrale FSのM2・M3、CadornaのM1・M2、Garibaldi FSのM2・M5が主な目印です。
M4からほかの地下鉄へ乗り換える場合は、San BabilaでM1、Sant’AmbrogioでM2に接続します。M3とはSforza PoliclinicoからMissoriへの乗換動線があり、同じホームで乗り換えるわけではありません。駅構内の矢印を落ち着いて追ってくださいね。
最新版の路線図は、ミラノ交通局ATM「How to get around Milan by public transport」の「Metro and rail map」から開けます。中心部のトラムも見たい場合は同じページの「city centre」地図が便利。旅行前にスマホで確認しておけば、地下鉄と路面電車の位置関係をつかめます。
ミラノ地下鉄とトラムの料金
料金は「乗り物の種類」ではなく、原則として移動する運賃エリアと券種で決まります。ここではミラノ中心部の観光でよく使うMi1〜Mi3エリアのATM公表料金を紹介します。
90分券・24時間券・3日券
2026年10月25日時点でATM公式サイトに掲載されている大人の一般的な料金は次のとおりです。金額はユーロ建ての現地運賃で、円換算は為替やカード会社のレートにより変わるため固定していません。
90分券:€2.20
最初に有効化してから90分間。エリア内なら地下鉄の改札を出て再入場することも、トラムやバスに乗り継ぐこともできます。
24時間券:€7.60
最初に有効化してから24時間。対象エリア内の乗車回数に制限はありません。朝に使い始めたら、翌日の同時刻までという考え方です。
3日券:€15.50
初回有効化から3日間の連続する運行日が対象。最終日は運行終了時刻の翌朝3時45分までで、72時間有効という意味ではありません。
10回券:€19.50
90分有効の券が10回分。1回あたり€1.95相当ですが、同じ10回券を複数人が同時に使うことはできません。
これは公共交通の運賃で、美術館・空港鉄道・ツアーの料金は別です。券の価格や条件は購入前にATM公式表示を確認してください。
90分券は乗り換えにも使える
「90分券は地下鉄に一度しか乗れない」と思われがちですが、現在のMi1〜Mi3の通常券は、有効時間内なら地下鉄に出入りして再び乗車できます。たとえば中央駅からドゥオーモへ移動し、短い買い物を済ませて再び地下鉄に乗る場合でも、初回の有効化から90分以内なら同じ券の有効範囲です。
ただし、90分というのは「目的地に着いた瞬間から」ではなく、最初に有効化した時点から数えます。停留所や店で長く過ごせば、その間も時間は進みます。時間が切れた券のまま地下鉄の出口を通ろうとすると、改札が開かず別途手続きが必要になることがあります。
運賃エリアと郊外移動の注意
観光地の多くを含むMi1〜Mi3の券は、ATMの地下鉄・トラム・バスなどで使えます。M1のRho FieramilanoやM2のAssago Forumも、ATMが案内するMi1〜Mi3券の対象です。展示会やコンサートで郊外へ行くときは、駅名から対象ゾーンを確認してください。
一方、M2のさらに遠い駅など、同じ地下鉄でもMi1〜Mi3券だけでは足りない区間があります。運賃ゾーンを超える場合は必要なエリア数に応じた券が必要です。「地下鉄なら終点まで一律€2.20」とは思わないようにしましょう。
鉄道とタッチ決済は別ルール
Mi1〜Mi3の通常の乗車券は対象区間のTrenord近郊鉄道S線などにも使える場合がありますが、ATMのクレジットカード直接タッチ決済はTrenordのS線・地域列車には対応していません。利用する会社と券の種類を必ず区別してください。
どの券がお得か計算する
1日で何度も移動するなら、先に簡単な計算をしておくと安心。ここでは、各移動が90分券の有効時間をまたぐため、別の通常運賃として数えられるケースを考えます。
独立した乗車が1回なら:€2.20
独立した乗車が2回なら:€4.40
独立した乗車が3回なら:€6.60
独立した乗車が4回なら:通常券合計€8.80 → 24時間券€7.60が割安
ただし、90分以内の複数回乗車は1回分で済むことがあります。上の例は「車両に乗った回数」を単純に足せば必ずその金額になる、という意味ではありません。実際には移動間隔で支払額が変わります。
2日間の滞在で独立した乗車が多いなら、24時間券を2枚使うと€15.20。3日間まんべんなく使うなら、3日券€15.50も候補です。3日券の有効期限は運行日で数えるので、最終日の利用時刻まで含めて比べてください。
ミラノ地下鉄の乗り方
地下鉄は改札があるため、乗車券の購入からホーム選び、出口での操作までの流れを把握しておけば現地で慌てにくいです。
地下鉄の切符はどこで買う?
地下鉄の駅には自動券売機があり、通常券や24時間券などを購入できます。街なかの正規販売店でも扱いがあります。また、ATM Milano公式アプリならスマホ上で券を買い、使用開始の操作まで行えます。
券売機では移動エリアと券種を選びます。複数人なら人数分を用意しましょう。対応カードなら券売機を使わず改札で直接タッチできます。
アプリで買った券は、購入しただけでは利用開始になりません。乗車前にウォレット画面から有効化し、地下鉄の入口と出口でQRコードを読み取らせます。購入画面と有効化済み画面を混同しないようにしてくださいね。
改札からホームまでの流れ
駅の入口で赤い「M」のマークを探したら、路線番号を確かめて地下へ。改札では、乗車券・アプリのQRコード・対応するクレジットカードのいずれか、自分が使う一つの支払い手段を読み取り機にかざします。
ホームでは終点駅の表示を見て方向を選びます。車内の停車駅表示や案内放送も手掛かりになります。
目的地では案内に沿って出口へ進み、改札でも券やQRコード、カードを読み取らせます。切符は駅を出るまでしまい込まずに持っておきましょう。カードで入ったなら、出るときもそのカードです。
◆黒糖のワンポイントアドバイス
スマホで地図を見る人ほど、出口で使うカードやQRコードをすぐ出せるようにしておくと楽ですよ。改札前で財布を広げずに済むので、混雑する駅でも落ち着いて動けます。
乗り換えで迷わないコツ
乗換駅では「Uscita」が出口、「Cambio」やほかのM線番号が乗換方向の目印です。案内板にM1、M2などの番号と色が書かれているので、次に乗りたい路線を追って進みます。
乗換通路を歩くこともあるので、終点駅の名前まで確認しましょう。トラムへの乗継時には地上停留所の位置も見ておきます。
クレジットカードのタッチ決済
現地でとくに便利なのが、カードやスマホを直接読み取り機にかざす方法です。ただし地下鉄とトラムで降車時の操作が違うので、ここは最初に確認しておきたいところです。
使えるカードとスマホ決済
ATMの案内では、Visa、Mastercard、American Express、Maestro、VPayなどの対応するタッチ決済カードを利用できます。対応するカードを登録したApple PayやSamsung Payなどのスマホ・時計での支払いも可能です。一部のプリペイドカードやデビットカードには非対応のものがあるため、出発前に利用予定のカードブランドと非接触決済への対応を確認してください。
登録手続きや交通専用アプリは、直接タッチするだけなら基本的に不要です。ただし、カード1枚または端末1台で同時に乗車できるのは1人。家族や友人の分まで1枚のカードを何度もタッチする方法は使えません。
現物カードと、それを登録したスマホ・時計は別の支払い手段として扱われます。最安運賃の計算のため、1日を通して同じものを使いましょう。
地下鉄は入場時も出場時もタッチ
地下鉄のタッチ決済は手順が明快です。入るときにタッチ、出るときも同じカードや端末でタッチ。出口の扉が開いている駅でも、出場の読み取りは省略しないようATMが案内しています。
読み取りを忘れると移動区間が判定できず、追加料金が発生する場合があります。公式FAQでは、ミラノ市内の地下鉄で入場時だけタッチし、出場時のタッチを忘れたケースについて、通常運賃とは別に€1.30の追加料金例が示されています。地下鉄に乗るなら、最後まで同じカードを取り出せる状態にしてください。
具体的な操作や対応ブランド、追加料金については、ミラノ交通局ATM「Contactless pay as you go」で確認できます。
トラムは原則として乗るときにタッチ
ミラノ市内の一般的なトラム、バス、トロリーバスは、乗車時に車内の読み取り機へ1回タッチするのが基本です。市内のみの移動では、通常は降りるときにタッチする必要はありません。地下鉄の手順をそのままトラムへ当てはめないのがポイントです。
ただし、郊外を走る路線や一部の指定系統は例外です。ATMの案内では、121・130・140・165・166・327番などの路線や市外にまたがる移動で、乗車時と降車時の両方のタッチを求めています。観光中に郊外へ出る場合は、使う路線と降車時の操作を確認しましょう。
財布ごと読み取り機に当てないで
複数のカードをまとめて近づけると、意図しないカードが選ばれたり、読み取りに失敗したりする可能性があります。使うカードを1枚だけ取り出してかざすのがおすすめです。
自動計算と請求日の注意
タッチ決済は、90分以内の移動なら通常券の有効時間を考慮し、複数回移動した場合はその日の最安運賃になるように計算されます。Mi1〜Mi3の範囲で別々の乗車が増えたときは、4回目から24時間券相当の€7.60が上限となる仕組みです。毎回€2.20を無制限に積み上げるわけではないので、気軽に乗り降りできます。
ただし、これは同じカード・同じ端末を使ったATMの対象交通で、24時間単位の計算です。複数日にわたって3日券€15.50が自動で適用されるわけではありません。長めの滞在では3日券との比較が必要になります。
請求はカード会社の処理で数日遅れる場合があります。明細に後から表示されたら利用履歴とタッチ漏れを確認しましょう。
ミラノのトラムの乗り方と路線図
ミラノの路面電車は、市内観光の移動手段であると同時に街の風景そのもの。ここではホームがない停留所からでも乗れるよう、流れを説明します。
トラム路線図の探し方
トラムには地下鉄のようなMではなく、1・3・10・16などの系統番号が付きます。地下鉄路線図に全トラムを重ねると情報量が多くなるため、目的地ごとの停留所を探すなら市内中心部の地図やATM公式アプリが見やすいです。
目的地に近い停留所を探し、通る系統番号と進行方向を確認するのが基本です。乗り場が離れていることもあるので、停留所名まで見てください。
トラムと地下鉄をどちらも使う日は、乗換駅名だけでなく、路面電車の停留所位置まで下調べすると安心。アプリの現在地表示を使いたいなら、旅行前に海外eSIMなど通信手段も考えておくと、道に迷ったときに便利です。
トラムに乗って降りるまで
停留所には系統番号と行き先が表示されています。到着した車両の前面にある番号と終点名を確認してから乗車しましょう。昔ながらの車両と新しい車両では扉の開き方が異なることがあり、車内や扉脇のボタンを押して開けるタイプもあります。
乗ったら、切符やカードを車内の読み取り機にかざします。紙・チャージ式の券やアプリ券は定められた方法で有効化し、クレジットカードの直接タッチ決済ならカードを読み取らせます。「地下鉄の駅で一度有効化したから、トラムでは何もしなくていい」とは限りません。ATMは乗り換え時の都度認証を求めています。
降りる停留所が近づいたら降車ボタンを押します。案内が聞き取れないときは、スマホの地図で進行方向を追いましょう。
レトロな車両と街歩き
ミラノのトラムといえば、クラシックな車体を思い浮かべる人も多いはず。とくに1番系統は、中央駅近くのCaiazzo方面やCadorna、Cairoli、平和の門(Arco della Pace)周辺などを通る区間があり、街の風景を楽しむきっかけになります。
観光専用ではないため、レトロ車両に必ず乗れるわけではありません。撮影時も乗降の邪魔にならないようにしましょう。

工事や迂回の確認が大切
トラムは地上を走るので、道路の修繕や線路工事、サッカーの試合などによって一時的に運行ルートや停留所が変わることがあります。2026年10月時点でも、3・4・7・10・16番など複数の系統に変更情報が出ています。旅行記事にある路線番号をそのまま信じて、当日の表示を見ずに乗るのは避けましょう。
たとえば16番は工事に伴う経路変更と一部区間の代行バスが案内されています。目的地の方向に進んでいるようでも、通常とは違う道へ曲がることがあるわけです。ATM公式アプリの運行情報で系統番号を検索し、停留所の掲示も確認してください。
◆黒糖のワンポイントアドバイス
トラムの車窓を楽しむ日は、予定を詰め込みすぎないほうがいいかなと思います。予約の時刻が迫っているなら地下鉄を優先し、時間に余裕のある移動をトラムに回すと、街の表情も味わえますよ。
観光地別のおすすめ移動方法
ここからは、旅行者がよく使う出発地と目的地を組み合わせて考えます。乗換駅を覚えておけば、路線図を毎回最初から見直さなくても移動しやすくなります。
中央駅からドゥオーモへ
ミラノ中央駅(Milano Centrale)に高速鉄道で到着したら、地下鉄の「Centrale FS」へ向かいましょう。M3黄色線に乗れば、Duomoまで乗り換えなしです。大きな荷物を持っているときは、駅のエレベーター位置や出口の階段も確かめておくと楽になります。
ドゥオーモに着けば、広場やガッレリア、買い物エリアは徒歩で楽しめます。

お城と最後の晩餐へ
スフォルツェスコ城へはM1のCairoli駅が分かりやすく、M1・M2のCadorna駅から歩くこともできます。城の周辺は公園へ続く散策が楽しい場所。移動時間を短くするだけでなく、城門から広場に近づく景色も味わってほしいです。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を見に行く場合は、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会付近を目的地に設定します。Cadorna駅やM1のConciliazione駅から徒歩で向かう方法が候補です。観賞には事前予約が必要なので、地下鉄の乗換時間だけでなく徒歩時間と入場手続きの余裕まで計算してください。
お城と「最後の晩餐」は西側のエリアとしてまとめて回ると便利。詳しくはミラノ観光を1〜2日で楽しむガイドへ。
ナヴィリやサン・シーロへ
運河沿いのナヴィリ地区へ行くなら、M2のPorta Genova駅が分かりやすい起点です。夕方から飲食店がにぎわうエリアなので、日中のドゥオーモ観光を終えてから向かう流れも考えられます。夜は食事のあとに歩く距離を減らせるよう、帰りの駅まで確認しておきましょう。
サッカー観戦なら、M5の終点San Siro Stadio駅がスタジアムへのアクセスに便利です。試合日は交通規制やトラムの迂回が発生することがあるため、キックオフ直前に着く予定は避けたいところ。ホテルへ戻るルートも先に考えておくと安心です。
競技場での移動や観戦の計画はイタリア旅行でサッカー観戦をする際の準備も参考にしてください。
リナーテ空港とマルペンサ空港
リナーテ空港(Linate)から市内へは、地下鉄M4青線が利用できます。San BabilaでM1に乗り換えればドゥオーモ方面へ行きやすく、通常のMi1〜Mi3エリア内であればATMの90分券€2.20などが対象です。空港から地下鉄へそのまま入れるのは、初めての旅行にもありがたいですね。
一方、マルペンサ空港(Malpensa)はミラノ市内の地下鉄駅ではありません。中央駅やCadorna方面と結ぶマルペンサ・エクスプレスなど、別の空港アクセスを利用します。地下鉄の€2.20券やATMのクレジットカード直接タッチだけで、マルペンサ空港まで行けるわけではありません。
マルペンサ・エクスプレスの空港〜ミラノの通常片道運賃は、2026年10月に確認した公式案内では€15です。ただし、どの駅まで乗るか、往復商品を使うかによって購入条件を確認する必要があります。地下鉄を降りてから別途鉄道に乗る場合は、別の支払いとして予算に入れてください。都市間鉄道や空港鉄道との違いはイタリアの電車移動と乗り方でも紹介しています。
移動前に知っておきたい注意点
乗車券の管理や荷物、通信環境にも気を配りましょう。
スリ対策と券の提示方法
ミラノ中央駅やドゥオーモ周辺、混み合う地下鉄の車内では、スマホや財布をむき出しで持ち歩かないようにしましょう。特に改札付近でカードを探していると、周囲への注意が薄れがちです。必要なカードを取り出したらすぐにしまい、バッグは身体の前で閉じておくと安心です。
検札では有効化した券、アプリ、支払いに使ったカード・端末を提示します。スマホの充電切れにも気をつけましょう。
ATMの統合運賃エリアには14歳未満の無料利用制度があります。身分証明書などの条件を確認してください。
運行時間とバリアフリー
地下鉄の運行時間は路線や曜日、駅によって異なり、終電後には代行・深夜バスが使われる区間もあります。M4の公式案内では早朝から深夜0時30分ごろまでの運行が紹介されていますが、ほかの路線へ一律に当てはめないでください。夜遅い観光なら、夕食前に帰路を一度調べておくと落ち着けます。
荷物が大きい人、ベビーカー利用者、階段を避けたい人は、エレベーターやエスカレーターの稼働状況もチェックしましょう。駅に設備があっても、点検や工事で使えない場合があります。ATM公式アプリには駅設備の運行情報が掲載されているので、乗換駅も含めて確認してください。
アプリの使い分けはイタリア旅行で役立つアプリの選び方も参考になります。
観光パスと現地ツアーは必要?
公共交通だけを使うなら、通常券や24時間券、3日券で十分な場面が多いです。一方、ドゥオーモや美術館もまとめて回る人には、交通と対象施設の入場を組み合わせたYesMilano City Passが選択肢になります。
YesMilano City Passは、交通だけのATM乗車券とは別の商品です。対象施設や予約条件、利用開始の方法を確認し、行きたい施設の個別入場料と公共交通費を足した場合に比べて判断しましょう。「パスなら何でも入れる」わけではなく、たとえば「最後の晩餐」は事前予約を含む別手配が必要です。
限られた滞在時間で解説を聞きたいなら、ミラノ市内のガイド付き現地ツアーも候補。ただし、集合場所までの地下鉄代や施設入場券が含まれるかは商品ごとに違います。ツアー料金を交通費込みの総額と誤解しないよう、予約画面で内訳を確認してください。
ミラノの公共交通でよくある疑問
最後に、初めて地下鉄やトラムを使うときに迷いやすい点をまとめます。出発前の最終確認にどうぞ。
よくある質問
Q1. ミラノの地下鉄はクレジットカードだけで乗れますか?
A. はい。対応するタッチ決済カードやスマホ決済なら、切符を買わずに改札で乗れます。ただし、入場時と出場時に同じカード・端末を使ってください。1枚のカードで複数人が同時に乗車することはできません。
Q2. トラムでも切符の有効化は必要ですか?
A. 必要です。乗車時に車内の読み取り機で所定の操作をします。市内の一般的なトラムでカードを直接タッチする場合は原則として乗車時のみですが、一部の郊外系統では降車時も必要です。
Q3. 90分券で地下鉄とトラムを乗り継げますか?
A. はい。Mi1〜Mi3の範囲内で、最初の有効化から90分以内なら乗り継ぎや地下鉄への再入場も可能です。時間切れや対象エリア外への移動には別の券が必要になるので、初回の有効化時刻を意識してください。
Q4. タッチ決済なら3日券も自動適用されますか?
A. いいえ。ATMの自動運賃計算は基本的に24時間単位です。3日券€15.50が自動的に適用されるわけではないので、3日間多く乗る予定なら別途3日券を買う方法と比べてください。
Q5. マルペンサ空港まで地下鉄の切符で行けますか?
A. いいえ。マルペンサ空港へは別の空港鉄道やバスなどが必要です。M4で行けるのはリナーテ空港なので、航空券に書かれた空港名を確認してから移動方法を決めましょう。
まとめ|地下鉄とトラムを使い分けよう
ミラノの地下鉄とトラムは、行き先と支払い方法が分かれば観光の心強い味方になります。中央駅からドゥオーモへ急ぐならM3、リナーテ空港からはM4、お城の周辺はM1や徒歩、そして余裕のある街歩きにはトラム。こんなふうに組み合わせれば、移動だけに振り回されずに済みます。
- Mi1〜Mi3の通常券は€2.20で90分有効
- 独立した乗車が多い日は24時間券€7.60を検討
- 3日間の観光には3日券€15.50も比較
- 地下鉄のタッチ決済は入場時と出場時の両方
- 市内の通常のトラムは乗車時にタッチし、郊外路線の例外を確認
運賃・路線・工事情報は今後変わることがあります。出発日が近づいたらATMの公式案内と運行情報をもう一度チェックして、あなたのペースでミラノの街を楽しんでくださいね。

