こんにちは、当サイト管理人の黒糖です。
ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア……。イタリアを何都市も巡るなら、気になるのが着替えの量。10日間の旅行だからといって、10日分の服を詰め込む必要はありません。
とくに鉄道で周遊する旅では、スーツケースを軽くできるだけで移動がぐっと楽になります。そこで頼りになるのが、ホテルのランドリーサービス、街のコインランドリー、宿泊先での手洗いです。
1週間以上のイタリア旅行なら、途中で一度は洗濯する前提で衣類を準備するのが私のおすすめ。料金の実例も確認しながら、洗う場所の選び方から乾燥のコツまで紹介していきます。
- イタリア旅行で使える3つの洗濯方法
- コインランドリーの料金実例と利用手順
- ホテルでの手洗いと部屋干しのコツ
- 日数に合わせた衣類と洗濯用品の選び方
イタリア旅行は洗濯前提が便利
衣類を減らすには、何を持っていくかと同じくらい「いつ洗うか」を決めておくことが大切です。旅程の段階で洗濯日を作れば、現地で着替えが足りなくなる不安も小さくできます。
1週間以上なら全日分は不要
7泊や10泊の旅行では、日数と同じ枚数の下着や靴下を持っていくと、どうしても荷物が膨らみます。帰国まで洗えない前提なら仕方ありませんが、洗濯する日を設ければ話は別です。
例えば10日間の旅行で、下着と靴下を「着用中の1組+予備4組」にして、途中でまとめて洗う方法があります。汗をかきやすい夏場や雨の日のために、予備をもう1組追加してもよいでしょう。必要な枚数は旅行日数だけでなく、洗濯できる間隔で決まるという考え方です。
一方、パンツや羽織ものは毎回洗う必要がない場合もあります。肌に直接触れるものを優先して洗い、上着は着回す。これだけでも衣類の量に差が出ます。ただし汚れや汗の量には個人差があるため、衛生面を我慢してまで枚数を削らないでくださいね。
周遊では移動の軽さが重要
イタリアの主要都市は高速鉄道でつながっていて、複数の街を巡りやすいのが魅力です。その反面、ホテルのチェックアウト後に駅まで歩いたり、列車で荷物を持ち上げたりする場面もあります。
とくにヴェネツィアの旧市街は橋や段差が多く、大きなスーツケースを転がして歩くのが面倒な場所。荷物を軽くする工夫は、洗濯代の節約以上に、観光時間や体力を守ることにもつながります。

洗濯日は連泊する街に設定
洗濯のために観光時間を大きく削るのは、ちょっともったいないですよね。おすすめは、2泊以上する都市の中日に洗濯する方法。午後にホテルへ戻れる日や、夕食前に自由時間を取れる日を選ぶと動きやすくなります。
ローマで3泊した後にフィレンツェへ移動する旅なら、ローマ最終日の夜よりもフィレンツェに到着した翌日のほうが落ち着いて洗えるかもしれません。ただし宿泊先や店舗の営業時間によって事情は変わります。
重要なのは、翌朝すぐに移動する日に濡れた衣類を残さないこと。洗濯機を利用する場合は乾燥まで終える時間を確保し、手洗いなら次のチェックアウトまで余裕のある日に済ませましょう。
イタリアで洗濯する方法
旅行中の洗濯方法は、大きく分けてホテルに任せる方法、街のセルフランドリーを使う方法、部屋で自分で洗う方法の3つ。滞在先によっては、宿泊客用の洗濯機が用意されていることもあります。
ホテルのランドリーサービス
ホテルのランドリーサービスは、衣類をスタッフへ預け、洗濯や乾燥、場合によってはアイロンがけまで任せる方式です。自分で店舗に出かけなくてよいので、短時間で観光を楽しみたい人に向いています。
ただし、料金はホテルごとに違います。シャツ1枚、下着1枚というように点数ごとに課金される方式もあれば、専用袋単位のサービスもあります。一括で何枚も預ける前に、部屋の料金表かフロントで総額を確認してください。
気を付けたいのは仕上がり時間です。「当日返却」と思い込んで預けても、受付の締切を過ぎれば翌日以降になる可能性があります。ホテルを移動する前日に利用するなら、受け取り時刻を先に確かめておきましょう。
街のコインランドリー
下着やTシャツ、靴下をまとめて洗いたいなら、街のセルフランドリーが有力候補。イタリアでは「Lavanderia self service」「Lavanderia a gettoni」といった表示で見つかります。洗濯機と乾燥機が並び、自分で機械を操作する方式です。
店舗によっては洗剤が料金に含まれ、荷物をそのまま持ち込めば洗えるところもあります。洗濯から乾燥まで続けて使えば、その日のうちに衣類をしまえるのが魅力ですね。
ただし、日本のコインランドリーと同じ仕組みとは限りません。専用トークンが必要な店もあれば、現金・カード・専用アプリに対応する店も。初めて使う場合は、支払い方法まで調べておくと安心です。
ホテルで少量を手洗い
靴下を1足、下着を1枚だけ洗いたい。そんなときは、宿泊先での手洗いが便利です。小さな洗濯バッグや洗面器代わりになる容器を使い、水と適量の洗剤で優しく洗えば、大型の洗濯機を動かさずに済みます。
ただし、宿泊施設のルールと設備を必ず確認しましょう。客室での洗濯や室内干しが禁止・制限されている場合があります。洗面台の排水口をふさいで大量に水をためる、床を濡らすといった使い方も避けたいところです。
もう一つの課題は乾燥。厚手の綿シャツやジーンズは、翌朝までに乾かないことがあります。手洗い向きなのは、薄手の速乾インナーやスポーツ用の靴下など。少量をこまめに洗う用途と考えると失敗しにくいですよ。
洗濯機付きの宿を選ぶ
アパートメント型の宿泊施設や一部のホテルには、客室内または共用部に洗濯機が用意されています。小さな子どもを連れた家族旅行や、長期滞在で洗濯物が多くなる場合には頼もしい設備です。
ただし「ランドリーあり」という表示だけでは、洗濯機を自由に使えるのか、スタッフに預けるサービスなのか判断できません。乾燥機の有無、追加料金、利用可能時間も一緒に確認しましょう。
例えばMEININGER Venezia Mestreは、宿泊客向けのセルフランドリー設備があり、洗剤が洗濯料金に含まれると案内しています。一方、料金の具体額は案内上明示されていないため、金額を決め打ちせず予約先へ確認するのが確実です。
コインランドリーの料金と使い方
旅行中に使いやすいのはセルフランドリーですが、洗濯料金だけを見て安いと判断するのは禁物です。乾燥機の追加料金や洗剤代まで考えて、利用するか決めましょう。
実店舗の料金を確認
イタリアのランドリー料金は全国一律ではありません。以下は2026年10月に各店舗の公式サイトで確認できた表示価格です。いずれも一般的な相場を保証するものではなく、該当店舗の料金例として見てください。
ローマ:Oblò Wash Roma Prati
洗濯機(中型):6.00ユーロ/回
乾燥機:2.00ユーロ/10分
乾燥を20分使った場合、洗濯と合わせて10.00ユーロ。洗剤込みの表示です。ただし20分で必ず乾くという意味ではなく、衣類の量や厚さによって追加料金が発生します。
場所:Via Angelo Emo 119, Roma。(出典:Oblò Wash Roma Prati公式料金案内)
ミラノ:AllWash Lavanderia(Via Mercantini店)
8kgの洗濯:4.00ユーロ/回
8kgの乾燥:4.00ユーロ/20分
同じ容量で洗濯・乾燥を各1回行う場合の表示額は合計8.00ユーロです。利用状況に応じた追加乾燥や別売り商品の料金は含みません。
場所:Via Luigi Mercantini 10, Milano。(出典:AllWash Lavanderia公式店舗・料金案内)
この2店を見ても、料金体系はかなり違います。「洗濯6ユーロ」と書かれていても乾燥込みとは限らないので、必ず「Lavaggio(洗濯)」と「Asciugatura(乾燥)」を分けて確認してください。
旅行で1~2回だけ利用するなら、割引カードの購入費と残額にも注意。洗濯料金が少し安くなっても、カード代や使い切れないチャージ額があると、結果的に割高になることがあります。
洗濯から乾燥までの手順
セルフランドリーの機械操作は店舗ごとに異なりますが、基本的な流れを押さえておけば落ち着いて使えます。初回は操作説明が英語で表示されるか、店舗スタッフに確認できると安心でしょう。
まずは洗濯物を分けます。 白いものと色落ちしそうな衣類は別にし、ポケットの硬貨や紙類を出しておきましょう。洗濯表示を見て、水洗いできない服は入れないようにします。
次に容量に合う洗濯機を選び、衣類を投入します。洗剤自動投入型かどうかを確認し、必要な場合だけ洗剤を追加。料金を支払ってプログラムを選んだら、洗濯終了まで待ちます。
終わったら衣類を乾燥機へ移動。高温に弱い服を取り除き、衣類の表示と機械の設定を見ながら時間を選びます。乾いた服は店内でたたみ、忘れ物がないか最後に確認してください。
◆黒糖のワンポイントアドバイス
観光予定が詰まっている日は、洗濯の前後に予定を入れすぎないのがおすすめ。表示上の運転時間に加えて、空き待ち・支払い・衣類のたたみ直しにも時間がかかります。
現金とカードと洗剤に注意
日本ではキャッシュレス決済に慣れていても、イタリアのセルフランドリーでは支払い方式を店ごとに確認したいところ。現金のみ、専用トークンのみ、カード対応、アプリ対応など、店舗によって違います。
現金を使う場合は、紙幣をそのまま機械に入れるのか、両替機でトークンへ交換するのかも見てください。高額紙幣に対応しない機械もあるため、少額のユーロ紙幣や硬貨があると助かる場合があります。
洗剤も同様です。料金に含まれる店で携帯洗剤を追加すると、洗剤の入れすぎにつながるおそれがあります。Detersivo incluso(洗剤込み)の表示を確認し、指定があるときだけ持参した洗剤を使いましょう。
近くの店舗を見つける方法
ランドリーを探すときは、地図アプリで「lavanderia self service」または「lavanderia a gettoni」と検索します。「laundry」だけだと、セルフ利用できないクリーニング店も混ざるため、写真や公式サイトまで確認したほうが確実です。
見るべきなのは距離だけではありません。営業時間、最終洗濯開始時刻、支払い方法、乾燥機の有無、直近の利用者による営業状況の情報などをチェック。宿から歩いて行ける店なら、荷物を運ぶ負担も減ります。
都市名で絞るなら「Roma lavanderia self service」「Firenze lavanderia a gettoni」「Milano lavanderia self service」などが使えます。旅行出発前に候補を2店ほど保存しておくと、臨時休業や混雑があっても慌てずに済むでしょう。
ホテルでの手洗いと部屋干し
コインランドリーを使わずに済ませたいなら、部屋での手洗いも選択肢。ただし洗うことよりも、翌朝までに乾かせるかが難しいポイントです。
客室のルールを先に確認
ホテルやアパートメントでは、洗濯できる場所や干せる場所に制限がある場合があります。浴室内の物干しロープが利用できる宿もありますが、設備のない部屋でカーテンレールや照明器具に濡れた衣類を掛けるのは避けてください。
濡れた服から水が垂れると家具や床を傷める原因になります。もし手洗いが許可されているなら、浴室内の適切な場所で水気を切り、壁・木製家具・寝具から離して干すのが無難です。
また、イタリアの街並みでは窓の外に洗濯物を干したくなるかもしれません。でも、外干しができるとは限りません。宿泊施設や建物のルールに従い、無断でベランダや窓から衣類をつるさないようにしましょう。
タオルで水分を減らす
手洗いの後は、衣類を強くねじって絞るより、優しく押して水気を切る方法がおすすめです。さらに乾いたタオルで服を挟み、上から押して水分を移すと、干す前の濡れ具合を軽くできます。
ただし、ホテルのタオルを洗濯用品として使用してよいかは施設によります。汚れが付く洗い方や、タオルを大量に濡らす使い方は避け、自分用の吸水タオルを持参する方法もあります。
干すときは生地が重ならないように広げ、空気が通る配置に。エアコンや換気設備が適切に使える環境なら、換気も役立ちます。ただしドライヤーや暖房器具に衣類を密着させたり、無人の状態で熱風を当て続けたりするのは危険です。
乾かない服は無理に詰めない
薄いインナーでも、湿度が高い日や換気の悪い浴室では乾燥に時間がかかります。朝になってまだ湿っている服をスーツケースへ押し込むと、においやほかの衣類への湿り移りが心配です。
出発日までに乾かない場合は、無理に収納せず、施設の規則に従って乾燥機やランドリーを利用できないか確認してください。どうしても運ぶなら、ほかの荷物とは分け、できるだけ早く安全な場所で乾かしましょう。
とくに移動日の前夜は、手洗いする服を厳選するのがコツ。部屋干しは翌日も同じ宿に泊まる日に行うと、乾燥時間を確保しやすくなります。
荷物を減らす衣類と洗濯用品
途中で洗濯すると決めたら、持っていく服の素材や小物を見直しましょう。高価な専用品を全部そろえる必要はありません。まずは手持ちの服で、洗いやすく乾きやすいものを選んでみてください。
持っていく枚数の目安
春や秋の都市周遊を想定した一例として、7~10日間の旅行ならトップス4~5枚、下着と靴下は着用中を含め各5組程度、ボトムス2本、軽い羽織もの1着、必要に応じてパジャマ1組という組み合わせが考えられます。
これは途中で1回以上洗濯することを前提にした荷造り例で、誰にでも十分という意味ではありません。汗を多くかく人、運動する予定の人、乳幼児と一緒の旅、フォーマルなレストランへ行く旅では、追加の服が必要になるでしょう。
逆に、重ね着で温度調節できる服を選ぶと、厚手の服を何枚も入れずに済みます。夏は着替えを増やすより洗濯回数を増やすほうが楽なことも。冬は防寒着を減らしすぎると観光がつらくなるので、荷物の軽さだけで判断しないでください。
速乾性のある服を選ぶ
旅行中に洗う服は、デザインと同じくらい乾きやすさが重要です。薄手の化学繊維や速乾加工されたインナーは、厚手の綿製品よりも水分が抜けやすいものがあります。素材や織り方によって違うので、購入前に洗濯表示も確認しましょう。
一方、天然素材がすべて不向きというわけではありません。ウール製品には着用後に風を通して休ませやすいものもあり、洗う頻度を抑えられる場合があります。ただし、縮みや型崩れを防ぐため、表示に従った手入れが欠かせません。
私なら、旅先で洗いやすい速乾インナーを下着とトップスの一部に取り入れます。汗をかく日の服を速乾素材にしておくだけで、部屋干しの選択肢が増えるからです。
洗濯バッグと携帯洗剤
荷造りで意外に役立つのが、汚れた服をまとめる袋。未使用の服と使用済みの服が混ざらず、ランドリーに持っていくときにも便利です。濡れた衣類を長時間密閉しないよう、袋の使い方には注意してください。
手洗いも考えているなら、防水性のある携帯洗濯バッグを用意する方法があります。洗面台を直接使わずに少量の衣類を洗えるため、施設の設備を傷めにくいのが利点。ただし、洗濯バッグの使用自体が宿のルールで認められるかは別途確認しましょう。
洗剤は、必要な回数だけ小分けにできる旅行用の携帯洗剤が候補です。液体なら漏れにくい容器に入れ、航空機へ持ち込む場合は利用航空会社と出発空港の液体物の規則も確認してください。セルフランドリーで洗剤が自動投入される場合は、追加しなくて大丈夫です。
洗濯物の仕分けも工夫する
洗濯ネットは繊細な衣類をまとめるときに便利ですが、ネットの中へ詰め込みすぎると洗い残しにつながります。型崩れしやすい服、装飾のある服、引っ掛かりやすい素材など、必要なものだけに使いましょう。
また、服の色をなるべく同系色でそろえておけば、洗濯時の色分けがしやすくなります。旅行用に黒や濃い色ばかりを選ぶ必要はありませんが、色移りしやすい新品を旅先で初めて洗うのは避けたほうが無難です。
周遊ルート別の洗濯計画
洗濯のしやすさは、滞在都市よりも宿泊日数と旅程の余裕に左右されます。観光を優先する日と洗濯する日を分けて考え、無理のないタイミングを選びましょう。
ローマとフィレンツェを巡る旅
例えばローマ3泊、フィレンツェ3泊、ヴェネツィア2泊という旅程なら、フィレンツェ滞在中にまとめて洗う計画が考えられます。ローマでは観光を優先し、旅の中盤で衣類をいったんリセットするイメージです。
反対に、フィレンツェでの予定が美術館や郊外観光でいっぱいなら、ローマ滞在中に洗濯を済ませるのもあり。必ずしも中間地点で洗う必要はなく、宿の近くに利用しやすい店舗があることを優先してください。
ヴェネツィアの旧市街は荷物を運ぶのが負担になりやすいため、直前の都市で衣類を乾燥まで終えておけば、気持ちよく移動できます。手洗いする場合も、橋を渡ってホテルを移動する当日の朝に濡れた服を残さないようにしましょう。
ミラノを含む旅行の場合
ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマを順に巡るなら、比較的滞在時間を確保できる都市に洗濯日を置きます。夜にホテルへ戻ってからコインランドリーへ出かける場合は、閉店時間だけでなく最終受付を確認しておくのが大切です。
例えばミラノのランドリーで洗濯と乾燥を一度に済ませれば、次の都市へ清潔な服を持って移動できます。ただしホテルから店舗までの往復が長ければ、安い料金でも負担は増えます。金額だけでなく、移動時間も含めて選びたいところです。
夏や冬や子連れ旅の場合
夏のローマや南イタリアでは、観光中に汗をかく日もあります。トップスを毎日洗いたいなら、速乾素材を中心に選び、必要に応じて洗濯回数を増やすと快適です。一方、湿度や部屋の換気によっては夏でも乾きが遅い日があります。
冬の北イタリアでは、防寒着や厚手の服が増えがち。セーターやコートを頻繁に洗うより、肌着を洗ってアウターを着回すほうが現実的な場合もあります。ウールやダウンは洗濯表示を守り、セルフランドリーで安易に高温乾燥しないようにしましょう。
子ども連れなら、食べこぼしや急な汚れに備えた予備の服が必要です。衣類の数をぎりぎりまで減らすより、洗濯機付きの宿を選ぶほうが楽になることも。荷物を減らすこと自体が目的にならないよう、家族が無理なく過ごせる方法を選んでくださいね。
洗濯で失敗しないための注意
洗濯には時間も費用もかかります。小さな確認を省くと、予定の変更や衣類の傷みにつながるため、利用前に押さえたい注意点を紹介します。
移動日前日の洗濯は慎重に
翌朝の列車が早い日に、夜遅く洗濯を始めるのはおすすめしません。洗濯機が空いていない、乾燥に追加時間が必要、店が閉まるといった予定外のことが起こり得るからです。
セルフランドリーへ行くなら、店舗の営業時間に余裕を持って到着し、乾燥が終わる時間まで確認しましょう。洗濯機が約30~40分で終わる店でも、移し替えや乾燥、待ち時間を含めるとさらに時間が必要です。
手洗いはさらに余裕が必要。生地の厚さや客室の環境で乾く時間が変わります。旅程を優先したい日には洗濯せず、清潔な予備を残しておくのも立派な工夫です。
乾燥機による縮みや傷み
コインランドリーの乾燥機は便利ですが、すべての服を高温で乾かしてよいわけではありません。衣類の洗濯表示を見て、タンブル乾燥が禁止されているものや熱に弱いものを分けましょう。
洗濯した服を一度に詰め込みすぎると、乾きムラも出やすくなります。薄手の服と厚手の服を分けたり、途中で乾いたものを取り出したりすると無駄な乾燥を避けやすくなります。ただし機械の使用ルールに従い、安全に操作してください。
お気に入りの服を傷めたら、せっかくの旅行気分も下がってしまいます。旅行用の服は出発前に一度洗っておき、乾燥方法も確認しておくと安心です。
洗濯中の貴重品管理
旅行中は、ランドリーの待ち時間も防犯を意識しておきたいところ。財布、スマートフォン、パスポートなどは身に付けて管理し、機械のそばに置いたまま離れないようにします。
洗濯中にカフェへ行ける店舗もありますが、利用者が多い時間帯は洗濯物の取り違えや、終了後に衣類が移動される可能性があります。洗濯が終わる時刻を確認し、時間に戻れる範囲で行動しましょう。
また、夜間に知らない地域へ大量の衣類を持って歩くのが不安なら、日中に利用するか、ホテルのサービスへ切り替える方法もあります。数ユーロ安くするために、無理な移動を選ばないことも大切です。
イタリア旅行の洗濯の疑問
旅行前に迷いやすいポイントを、短く確認しておきましょう。
よくある質問
Q1. イタリアのコインランドリーは高いですか?
A. 店舗と機械の大きさで異なります。公式表示の具体例では、ローマのOblò Wash Roma Pratiは中型洗濯6ユーロ、乾燥10分2ユーロ。ミラノのAllWashのVia Mercantini店は8kg洗濯4ユーロ、8kg乾燥20分4ユーロです。洗剤や追加乾燥の条件も含め、利用店舗の最新料金を確認してください。
Q2. コインランドリーに洗剤を持参する必要はありますか?
A. 洗剤が自動投入される店舗なら、持参は不要です。一方、洗剤を別途購入する店や、指定の洗剤を使う店もあるため、店の案内を確認しましょう。手洗い用には少量の携帯洗剤があると便利です。
Q3. ホテルの部屋で洗濯物を干してもいいですか?
A. 宿泊施設の規則によります。浴室の物干し設備を利用できる宿もありますが、家具やカーテンレールに濡れた服を掛けるのは避けたいところ。手洗いと室内干しが可能か、フロントや宿泊案内で確かめてください。
Q4. 10日間の旅行なら服は何日分必要ですか?
A. 旅行の中盤で確実に洗濯できるなら、肌着や靴下を4~5日分程度にする方法があります。ただし洗濯を予定どおりできない場合に備え、予備も確保しましょう。季節、汗の量、服装が指定される予定によって適切な枚数は変わります。
Q5. ヴェネツィアでも洗濯できますか?
A. 洗濯設備付きの宿やセルフランドリーを利用する方法があります。例えばMEININGER Venezia Mestreは宿泊者用の洗濯機・乾燥機を案内しています。ただしヴェネツィアの本島とメストレは場所が異なるため、宿泊エリアを間違えずに調べるのが大切です。
まとめ|洗濯を決めて身軽に旅する
イタリア旅行で荷物を減らすなら、衣類を極端に削るより、旅行の途中で洗う日を予定に組み込むのがおすすめです。とくに1週間以上の周遊旅行では、その効果を実感しやすいでしょう。
- 7~10日間なら4~5日分程度の衣類と途中の洗濯を検討する
- 連泊する街に洗濯日を置き、移動日の直前を避ける
- コインランドリーは洗濯代と乾燥代を別々に確認する
- 手洗いと部屋干しは宿のルールと乾燥時間を優先する
- 速乾性のある服と洗濯用品を必要な分だけ持つ
料金の安さも大切ですが、貴重な旅の時間を使いすぎないことも同じくらい大事。ホテルのサービス、コインランドリー、少量の手洗いをうまく使い分けて、身軽にイタリアの街歩きを楽しんでください。

